目次
- ブレーンストーミングとKJ法
- 調べたことをどうまとめるか?
- KJ法を使って考えをまとめる
- 簡易KJ法
- コンピュータ上の簡易KJ法
- アウトライン・プロセッサーを使って考えをまとめる
ブレーンストーミングとKJ法
調べたことをどうまとめるか?
「情報を収集してから、文章を書く前まで」の話
- 1つ目の<一覧化>
- フォルダーにまとめる(A4二つ折りフォルダー、角型袋ファイル)
- データー全体を仮に分類する
- データーの全体像を把握し直す
- いつでも取り出して見返せる体制を作る
- 2つ目の<一覧化>
- カード化とキーワード化(B6カード、PC上のカード)
- 3つ目の<一覧化>
- KJ法による体系化
- 川喜多二郎『発想法』中公新書、1976
- 川喜多二郎『「知」の探検学』講談社現代新書、1977
- 宮内泰介『自分で調べる技術』(岩波アクティブ新書、2004)、136-164 頁。
KJ法を使って考えをまとめる
簡易KJ法
- 用意するもの
- A3判大のプレゼンテーションボード(20-30枚の原稿なら,1枚のボードで間に合う)
- ポストイット(653Y)35mm×50mm
- 手順
- 資料を読みながら気づいたことをポストイットにメモする。
- プレゼンテーションボードに貼っていき,あとで整理をする。
- 30枚以上の長い原稿にはひとまわり大きなボードを用意する。(あるいは,議論を分解する)
コンピュータ上の簡易KJ法
- 専用ソフト
- アウトライン・プロセッサー
- WindowsのアイデアツリーやMacintoshのOminiOutlinerやTree、無料ソフトActa Classicのようなアウトライン・プロセッサーを利用するのも手です。
- KJ法が図によって全体像を表そうとするのに対し、アウトライン・プロセッサーは「階層化された箇条書き」によって全体像を表そうとします。文章全体の縦のつながりに気を配ることはできますが,ランダムな仮の秩序を自由自在に試みるのには向いていないかもしれません。
- ワード・プロセッサー
- MS Wordでも(おそらくは一太郎でも)「表示」→「アウトライン」でアウトライン・プロセッサーと同様のことができます。WindowsのWZエディタやMacintoshのEGWordやanEdit-X(シェアウェア)でも可能です。
- 使い勝手は専用のアウトライン・プロセッサーの方が勝っていると思いますが、慣れてしまえば大差はないかもしれません。
- 表計算ソフト
- MS Excelを利用してのバーチャルKJ法の紹介がありました。意外と使えるかもしれないと考えて試してみましたが、駄目でした。drag&drop のスピードが思考のスピードに追いつかない感じです。
アウトライン・プロセッサーを使って考えをまとめる
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